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東京スピニングパーティー2024 出店者レポート②

10月5日・6日、横浜産貿ホール マリネリアにて開催された「東京スピニングパーティー2024」(以下、スピパ)。手仕事に関わる素材屋・道具屋・作家などが全国各地から、そして海外からも集まりました。今月と来月の2ヶ月間に渡り、個性豊かな約80ブースのレポートを全4回でお届けします!

前回のイベントレポート①に引き続き、今回の記事ではブース21〜40のお店や商品の特徴、スピパ当日の様子についてお伝えしていきます。

21. Kakara Woolworks

「Kakara Woolworks」では、マジャクラフト社とルエ社の日本総代理店として、紡ぎ車や織機、カーダー、羊毛ファイバー、染料等を販売しています。今年はニュージーランドからマジャクラフト社も参加し、紡ぎ車の実演を行っていました。人間工学的にデザインされたもので、快適な紡ぎ心地が特徴だそうです!

22. ChappyYarn

メリノ、カシミア、ヤクなどの毛糸を香港にある作業場で手染めし、主にオンラインで販売している「Chappy Yarn」。ブースには、今年お仕事で訪れたというアイルランド、台湾、パリといった国々をイメージして染めおろした、ユニークなコレクションがラインナップされました。

23. 佐藤繊維株式会社

「佐藤繊維株式会社」は、山形県寒河江市の紡績・ニットメーカーです。スピパでは、原毛やはぎれ、オリジナルレースなどを出品しました。中でも、オリジナルアパレルブランドのはぎれパックがとくに好評だったとのこと。生地がたっぷり入っているので、ワンピースやボトムス作りに使用する方が多いそうです。

24. HIKARU NOGUCHI TEXTILE DESIGN

「HIKARU NOGUCHI TEXTILE DESIGN」のブースには、ダーニング(手繕い)用の糸や可愛らしい道具たち、野口光さん自らが手掛けた教本など、多彩な商品が並びました。ブースで行われたワークショップも人気で、みなさん思い思いの糸を選び、ダーニング体験を楽しんでいました。

25. 空飛ぶ羊

モンゴル出身のアリューンダリさんが代表を務める「空飛ぶ羊」。大量生産されたものではない”原種の羊”を可能な限りそのまま使い、靴下やセーターなどの製品にしています。羊の他にもラクダ、ヤク、カシミヤ山羊など、それぞれ手ざわりや特徴の異なる毛糸で作られたアイテムが並びました。

26. 株式会社シラカワ

日本橋馬喰町にお店を構える「株式会社シラカワ」。様々な特徴をもつ糸の品揃え、豊富な色のラインナップが魅力です。寒い季節にぴったりな発熱素材の糸・ホットスレッドや、これまでにないほど柔らかなソフトリネン靴下といった商品の数々に、お客さんも興味津々でした。

27. ITORICOT

2022年にオープンした東京浅草橋のお店「ITORICOT」。工場で生産途中に余ってしまう糸を中心に、全国各地から糸をセレクトしています。一般的な手芸糸とは異なる風合いと、「今ある商品をまた仕入れられるかわからない」という中での一期一会を楽しんでいただけたら、とお話しされていました。

28. アトリエトレビ

東京・御茶ノ水に店舗のある「アトリエトレビ」。もともと自然素材の布を手作りするお店でしたが、現在はワイルドシルクの専門店として、オリジナルの制作やオーダー商品の受注、染めのワークショップなどをしています。スピパのブースでは、ワイルドシルクの糸やショール、洋服などが販売されました。

29. 蔵ギャラリーみつはし

静岡県伊豆市にある「蔵ギャラリーみつはし」では、江戸時代から続く伝統工芸・有松鳴海絞りの製作や、藍染のワークショップなどをしています。天然の藍染は肌に優しく、防虫や消臭、保温効果など様々な効用があるのだとか。「イベントを通してその良さを広めていきたい」と仰っていました。

30. 株式会社ベルテックス

アパレル向けの素材を取り扱い、オリジナル生地の製作にも取り組む「株式会社ベルテックス」。スピパでは、北海道の食用羊の毛を洗って天日干しで乾燥させた、サステナブルなウール製品を販売しました。ブランケットや靴下など、どれも食用羊とは思えないほど気持ちのいい肌ざわりでした!

31. 清野工房

オリジナルの織り機や織り道具、糸紡ぎ、その他便利な道具の数々を販売する、練馬区の「清野工房」。ブースでは、電動紡毛機、座繰機、トンボなどが展示販売されました。大きな織り機「織音(オリオン)」の実演が始まるとたくさんの人が集まり、感心しながら眺めたり動画を撮ったりされていました。

32. きつつき工房

山梨県北杜市にて、ご夫婦で織り機・紡ぎ機の制作や修理をされている「きつつき工房」。織り機づくりを始めてから、もう30年近くにもなるそうです。スピパでは、折りたたみ可能な高機や織り道具のほか、端材で作ったネックレスや羊の置物など、可愛らしい小物雑貨も販売しました。

33. ひつじ日和


自然の色にこだわった染色羊毛のバッツや紡ぎ糸、シルクロードの国々の小物を販売する「ひつじ日和」。残念ながら、今回のスピパは都合によりお休みとなりました。

34. THE SPINDLES

「THE SPINDLES」では、オリジナルの綿用スピンドルと綿紡ぎキットを販売しました。なかなか難しい綿紡ぎですが、その第一歩を踏み出すきっかけになれればと、ポップなデザインのスピンドルを考案されたそうです。色鮮やかなスピンドルを目にした人たちの「かわいい!」という声が、たくさん聞こえてきました。

35. 綿工房

ご自宅の工房にて綿紡ぎをしながら、月に一度ワークショップを行っている「綿工房」。スピパでのワークショップも好評で、鮮やかな赤い絨毯の上で楽しそうに綿紡ぎをされている様子が印象的でした!木製のスピンドルやハンドカーダー、綿やオーガニックコットンなども販売していました。

36. PrimitiveTextile*Koyun

「PrimitiveTextile*Koyun」では、トルコ、グァテマラ、アンデスの古代から伝わる染織技法の研究や、キリム織りの教室などをされています。ペルーから仕入れたベビーアルパカの糸や雑貨など、めずらしい商品の数々にたくさんの方が足を止めていました。キリム織りのワークショップも大好評でした!

37. 染処風来坊

「染処風来坊」は、埼玉県さいたま市にある本藍染・草木染の染色工房です。全国でも生産量の少ないすくもを使って発酵建てした藍と草木で、糸を手染めしています。薬品を使っていない、自然色のウール・シルク・コットンの編み糸や織り糸は、どれも趣深い色合いでした。

38. Share Your Yarn

廃棄されてしまう大量の余剰糸に再び命を吹き込みたいという思いから、デザイン系シルク糸の開発に長年携わってきた2人の台湾人デザイナーが立ち上げた「Share Your Yarn」。紙製のフェザーヤーンや、糸の生産プロセスで生じた残毛でできたミックス獣毛など、他にはない特徴的な商品が並びました。

39. CREOLE

経済が急成長し変わりゆくラオス。「CREOLE」では、その中で失われつつある手仕事を残そうと、現地の職人たちと一緒にものづくりをしています。バッグやクロスといった商品の数々は、日本でも普段使いしたくなるようにと、デザインと品質にこだわって作っているそうです。

40. くるみボタン工房 MiSuZuYa

「くるみボタン工房 MiSuZuYa」のブースは、思わず微笑んでしまうユニークなものから緻密で美しいものまで、とにかく圧巻の品揃え!刺繍のくるみボタンは、ご主人が描いたデザインをもとに製作しているそうです。好きな生地を選んでヘアゴム・ブローチを作れるワークショップも好評でした。


次回のイベントレポートでは、ブース41〜60についてご紹介します。ぜひそちらもあわせてご覧ください!

(◇取材・写真・文:宇野桜  ◇デザイン・編集:スピパジャーナル編集部 )