イベントの概要 出展者のご案内 レクチャーのご案内 ワークショップ 会場アクセス お問い合わせ instagram twitter facebook
概要

新・東京スピニングパーティー2019

会場: すみだ産業会館9階・ROOM1+2

<参加自由(※入場料必要)・事前予約不要・各回先着110名>
※部屋と整理券配布方法が変更になりました。
※整理券配布➡当日AM10:00より9階レクチャー受付にて、入場料お支払い確認後、当日開催分のレクチャーの整理券を配布いたします。お一人様、レクチャー2講座まで各1枚ずつ。定員に余裕がある場合はレクチャー開始時間まで随時受付します。満席に達した場合は、参加いただけないこともございますので予めご了承ください。

9月22日(日)11:00-12:00

「カード織の探求〜システムの森に分け入って〜」
 日下部 啓子 (くさかべ けいこ)
<Toraja Textile Arts・世界のカード織>

内容:
カード織は、ヨーロッパでは「タブレット・ウィービング」と呼ばれています。それは、カード織研究の先駆者であるドイツ人マルガレッテが初めて見たアイスランドのバンドが、「木片」で織られていたからです(1896年)。カード織は様々な素材をもちいて、ユーラシア大陸各地で行なわれてきましたが、その後の研究者の努力によって、世界中の人々がこの小さな織りを楽しむことができるようになりました。
 ふつう機織りでは、複雑な文様を織るために多数の文綜絖を操作する技術が必要です。一方カード織では、カードの前方回転と後方回転(F&B)を組み合わせたシンプルな操作によって、多様な組織と無数のパターンを作り出すことができます。ビギナーが「カードの回転によって何故このような文様が生まれるの?」と疑問を抱くのはもっともです。つまり、簡単にみえる操作の背後に、固有の文様システムが隠されてからです。
 レクチャーでは、これまでの私の体験を通して、このシステムを紐解いてゆきます。その体験とは、インドネシア・スラウェシ島におけるカード織との遭遇、カード織研究を遡るスウェーデン・オランダへの旅、さらにThe Technique of Tablet Weavingの著者P.コリンウッド氏の導きです。以上述べた技術としてのカード織とは別に、世界各地で伝えられてきたカード織の背景に、社会や文化が在ることもまた、忘れてはならないでしょう。

プロフィール:

  • 1973 東京教育大学教育学部芸術学専攻卒
  • 2000~2010 インドネシア・シラウェシ島でカード織を含む染織品の収集・技術調査
  • 2006 福岡市美術館でコレクション展『インドネシア、スラウェシ島の染織—聖なる布の系譜』
    福岡市美術館より出版
  • 2010~ 首都大学東京大学院で社会人類学を学ぶ
  • 2015~ インドネシア現代織物と腰機について現地調査中

カード織の研究成果を『染織α』、『スピナッツ』、アメリカのカード織りジャーナルTWISTに多数発表。他論文「スラウェシの泥染」( Patannun Kemeloan 2011), 「オーストネシアンに遡るトラジャ染織の発達:素材・染色・機・文様」(Austronesian Diaspora Symposium 2013)、「インドネシアの経紋織:ソティス、カルンパン、ピナティカン」 ( Floating Threads 2012 ) 
HPhttp://torajatextilearts.world.coocan.jp

レクチャー一覧に戻る ▷